Calgary Wind Jacket
¥20,900
SOLD OUT
※サイズ交換不可商品です。ご購入時にはお間違えのないようお願いします。
※お1人様1着のご購入をお願いします。
※発送まで3~5日程度を予定しています
Calgary Wind Jacket
S size
肩幅:47cm
身幅:53cm
着丈:71cm
袖丈:65cm
重さ:87g
M size
肩幅:50cm
身幅:56cm
着丈:75cm
袖丈:67
重さ:92g
2023年の6月。僕は戸隠マウンテントレイルというトレイルランニングのレースの会場にいた。
そのレースを走る為に僕は赤色のウインドジャケットを作って戸隠に乗り込んだ。まだタグも縫い付けていないそのウインドジャケットは、昔、愛用していたインテグラルデザイン社の古いウインドジャケットをベースにした1stプロトモデルだった。
インテグラルデザインのウインドジャケットが機能的に素晴らしかった、とは今でも思わない。動くと背中が出てしまう程のショート丈。身幅もアームも太く、風を孕むと風船の様に膨らんだ。太いシルエットに裾のエラスティックなパイピング。やコード類を排除、年代によってはタグすら付いていない、という、ナチュラルボーンなUL匂を強烈に放っていた。
使い難い、ではなく、使いたい、と思わせる不思議な魅力があった。
当時、ウインドジャケットはULハイキングのアイコンの一つでもあった。パタゴニアのフーディニ、アークテリクスのスコーミッシュ、ゴーライトのヘリオスにモンテインのフェザーライトetc…
あれから時は流れ、軽量なレインウェアの登場により、ハイカーの中でもウインドジャケットの存在感は薄れてきている様に感じる。これは軽量なレインウェアやロングスリーブシャツの登場も大きな要因であると考える。これはシェルターの登場でビビィやタープの存在意義が薄れていったのと似ている。
しかし、それらのギアが劣っている、というわけではなく、露出が薄れただけであり、ギアとしての魅力は薄まる所か、最近ではマニア達によって再評価されてきている。
1年前。トレイルランニングのレースに出る事が決まり、そんなタイミングもありウインドジャケットの必要性を再認識していた。
アクティブウェアはJMWの専門外ではあるものの、1人のアウトドアマンとしてビジネスやマーケティングとは無縁のところでギアを作る。趣味であってもプロのMYOGとして作るなら、と、ウインドジャケットのデザインに乗り出した。
コンセプトは、トレイルを走る時に着るウェアとしてのギリギリのギミックを有しながら、プロダクトの軸足をハイキングや自転車に乗る時にも着れるアパレルギア。
特に最近のウインドジャケットはトレイルランニングに特化した為に細身のシェイプのプロダクトが多い。
だから僕がウインドジャケットを作るなら、と幾つかの仕様とコンセプトをまとめてみた。
○ゆったりとしたシルエット
JMWのアルファカーディガンやセンチのアルファフーディ等、多少、バルキーなミッドorベースレイヤーの上からでも着れる太目のアームホールに、ゆとりのあるワタリとシルエット。
○様々なシーンを想定したディティール
自転車や胡座をかいた時に背中が出ない長めの裾。
サムホールを活かせる、やや長めの袖。
誤作動が少なく、生地噛みが少ないYKKビスロンファスナーを採用。下からもオープンできるダブルファスナー仕様。
フードや裾の調整用のコードやフロントポケットの排除。袖脇の小さなコインポケットはパッカブルサックに。
ウインドジャケットの基本設計はそのままに。ゆったり、袖長、裾長。JMW的なギミックとパターン。
最近、ウインドジャケット使っていないよなぁ、なんて人はカルガリージャケットを手にしてみてください。
様々な人にとってカルガリージャケットが必要なシチュエーションがあるはずです。